おとなのひとにいってほしかった24のこと ヨゼフ・パイオン・著 多田文子・訳 上野紀子・絵/祥伝社
○「わたしのおしりがまだ青かったころ・・・」で始まる24のアドバイス。なんとも素敵な(少しの皮肉とユーモアを混ぜ合わせた)言葉で書かれた、やさしいけれどキビシイ哲学。 イラストもかわいらしくて楽しい、美しい本です。 ○ 曰く「世界は自分を中心にまわってはいない」「ひとと同じことをしてはいけない」「友だちはいらない」「よいことからは逃げまわろう」など、エッと思わせて、なるほど、納得、今日から自分が変わるかも知れません。 ○ 本当はこういうことだったんですね。おとなの言ってることって、ウソばっかりだったんじゃないの? って思いたくなる。それから励まされて、ためになるって感じです。 ○ 著者ヨゼフ・パイオンとは、どんな人物なんだろう? って思いました。ホームページ (http://pion314.com) があって、そこから本になったということですが、HPでは、この本の内容を原文で読むことができます。
亜空間 [日常に潜むもう一つの空間] 秋岡久太・著/行路社
○ふだんは気づかずに見過ごしてしまう日常の中に「亜空間」は潜んでいます。例えば、床に描かれた繰り返し模様を眺めたとき、目の焦点をずらすと、模様は立体的に浮かびあがり、あなたは不思議な空間に浸っていることに気づくでしょう。そんな空間を筆者は「亜空間」と名付け、数々の例をあげて、そこで遊ぶ方法を教えてくれています。 ○スプーンの中に宇宙を発見し、回っているものが突然、逆回転を始めるのを目のあたりするとき、あなたは、もう難なく「亜空間」を旅することができるようになっています。この本は、そんな旅行者のための地図、ガイドブックでもあるのです。 ○もちろん、それが見えたからといって、何かの役に立つわけじゃありません。でも、そこが素敵なところなんです。 見ることの不思議、発見の驚きと喜び、そして何よりもノスタルジーの世界へ誘ってくれるのですから。 ○子供の頃、石垣の石をひっくり返して、そこにダンゴムシやゲジゲジの世界を見つけたとき、目は焦点を失って、虫たちの小宇宙に吸い込まれてしまった気がしたことがあります。そんな記憶へと「亜空間」の体験は、繋がっているように思います。これは子供心を忘れない方法でもあります。
遊びの百科全書10 [迷宮幻想] 岡本太郎・編/日本ブリタニカ
○神話から歴史、文学、パズルとしての迷路まで、これは迷宮への案内書です。クレタ島のラビリンスから迷宮都市・江戸へと、世界をひとまわりして、人間がいかに迷宮にとらわれ、あこがれてきたかを分かりやすく示してくれます。 ○また、この本が単なる迷宮案内にとどまらず、もっと切実で身近なものとして、このテーマを考えさせてくれるのは、岡本太郎の編者としての姿勢にあります。かれは、迷宮の恐ろしさは自分が内部にいて、決して俯瞰図の迷路のような全体をイメージできないことだと言っています。遊びとしての迷路、空想の迷宮に対して、「人生・即・迷宮」と言っているのです。岡本太郎の面目躍如たるこの文章が巻頭にあって、ひとつの重しのようにこの本全体を押さえています。 ○筆者は他に海野弘、種村季弘、内藤昌、天沢退二郎、岸田孝一といった、そうそうたる面々。 ○この本が出版されたのは、1980年。現在、入手困難になっているのが残念です。
パズライトゾーンの迷路が、教科書の表紙になりました。
なんとオドロキ、迷路が小学校教科書の表紙になってしまいました。啓林館発行の「算数」です。1年生から6年生まで、いろいろな迷路が楽しめるようになっています。
このサイトを見てくれている子供たちのなかには、この教科書を使っているひとがいるかも知れません。迷路をやって表紙をよごさないようにしてくださいね。